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SAN++®シリーズ

自動湿式
化学分析装置

当社の自動湿式化学分析装置は、連続流れ分析装置(CFA:continuous flow analyzer)とも呼ばれ、処理する試料が少量でも大量でも、あらゆる試験機関の要件を満たすモジュール式システムとして設計されています。

最先端の栄養分析装置

比色パラメーター分析を高度に自動化し、幅広い環境/工業アプリケーションに対応。蒸留、消化、透析など複数のプロセスでのインライン試料前処理が可能です。1つの試料に対し最大16の分析測定を同時に行うことができます。低レベル検出や自動起動・停止、希釈機能、再運転、クリーンアップ、生データ保存などの高度な機能を備えたSAN++® シリーズは、現在購入可能なシステムの中で最も洗練されたモデルとなっています。

Skalar 社では、お客様のニーズと要件に最適な構成を提供するため、お客様の試料に基づく完全なアプリケーション設計から、資格・能力を有する専門家によるトレーニングと設置、完全なアプリケーションとサービスのサポートまで、高品質のシステムを提供するための体系的アプローチを開発しています。

ボタンをクリックして SAN++®シリーズ連続流れ分析装置をご覧ください。

SAN++® シリーズ連続流れ分析装置のラインアップ

SAN++® Compact continuous flow analyzer

SAN++® Compact

SAN++®シリーズの連続流れ分析装置の中で最も省スペースなユニットです。コンパクトな設計で設置面積が小さいにもかかわらず、SAN++® Compactは他のモデルと遜色ない高いレベルの自動化を提供します。2~3パラメータの自動化を必要とするラボにとって、経済的かつ理想的なソリューションです。

San ++ Advanced continuous flow analyzer

SAN++® Advanced

The highest-capacity unit of the SAN++® Series continuous flow analyzer range with extended possibilities. This new and expanded segmented flow analyzer allows a greater number of analytically complex analyses to be accommodated on a single analyzer, with capacity for up to six analytical modules.

SAN++® Classic continuous flow analyzer

SAN++® Classic

複数パラメータの同時分析に最適なユニットです。SAN++® Classic 分節型流れ分析装置は、従来のユニットをベースにしつつ、SAN++®シリーズの最新機能と開発技術を取り入れています。モダンに改良された設計で最大5パラメータの分析が可能です。

オートサンプラーのラインアップ

Skalar 社のオートサンプラーシリーズは、個々のルーチンラボやアプリケーションに完璧にマッチし、操作者の時間を節約するとともにエラーを低減します。

独自の自動標準試料調製機能とオーバーレンジ希釈機能により、作業時間外でも、操作者の監視なしに、大量の試料を全自動で分析できます。

Skalar のサンプラーは、以下の機能を備え、現在入手できる最高水準の自動化技術です。

  • 希釈前・希釈後の自動運転
  • 完全に自動化された標準試料調製
  • XYZ/XYθ ランダムアクセス
  • 自動化されたマルチレンジ操作
  • 内蔵式リンスポンプ
  • カスタムメイドの試料容器とラック
  • 複数の試料ニードル
  • 起動・停止の自動化による勤務時間外の長時間運転
  • 分析装置のフルコントロール
San series continuous flow analyzer - sampler 1100/50

1100/50

SA1100 および SA1150 サンプラーは、リンスポンプを内蔵し、最大2 x 50の試料ポジションに対応します。オプションで、作業標準用に10個の専用標準ポジションが用意されています。さらに、デュアル試料ピックアップ用の 2 本目のニードルを装備することもできます。

San series continuous flow analyzer - sampler 1074

1074

このフレキシブルなサンプラーは、標準試料用と QC 試料用の独立したポジションを備え、最大 300 試料の処理が可能です。オプションの自動希釈ステーションは、複数の希釈器を備え、運転前後の自動希釈が可能。2~4本のニードルで拡張可能で、異なるマトリックスの試料を同時にピックアップできます。オプションの攪拌機と自動バーコード付き。

San series continuous flow analyzer - 1075 sampler

1075

独立したトレーに 576 の試料ポジションと標準試料、QC試料、ドリフトコントロール試料用に 26 のポジションを標準搭載したランダムアクセスオートサンプラー。2~4本のニードルで拡張可能で、異なるマトリックスの試料を同時にピックアップ可能。オプションの自動希釈器ステーションは複数の希釈器を備え、測定前後の自動希釈や標準試料の自動調製が可能です。

Chemistry Section

Chemistry Sectionのユニークなコンセプトは、操作者の利便性を最大限に高め、日常的なメンテナンスを最小限に抑えながら、何百ものアプリケーションでその性能が実証されています。

モジュールホルダーには、堅牢な薬注ポンプ、空気注入システム、光度検出器、最大6つの分別廃棄容器を内蔵した化学品モジュールを最大6台まで収納できます。

連続流れ分析における最新技術を搭載した化学分析モジュールです。スループットはアプリケーションによって異なり、1時間当たり30~120の分析が可能。蒸留やインラインUV分解、抽出などの複雑な操作が組み込まれています。

Skalar の Chemical Section の特徴

  • 最大 42 のポンプ管ポジションを備え、正確な注入を実現した独自の堅牢なダブルラジアスポンプデッキ
  • マルチスピードポンプ(オフ/スタンバイ/分析/洗浄)機能は、一体型タッチスクリーンとFlowAccess V3ソフトウェアパッケージにより制御可能。
  • コンプレッサー内蔵の高精度な空気注入器と空気供給ポンプを統合し、流量の安定性を高め、迅速な起動を実現。
  • ケミストリーモジュールへのアクセスが容易。ダイアライザー、リアクター、コイル、フローセル、その他のコンポーネント間のフレキシブルかつ超低キャリーオーバーな接続が可能。
  • 最大4ゾーンまでの自動リーク検出機能
  • 完全に自動化された起動・停止機能
  • 分析装置の基本機能(ポンプ速度、リアクター温度など)を制御するタッチスクリーンを内蔵

検出器

SAN++®シリーズの検出器は、デジタルデュアルチャネル比色検出器、特定の試料マトリックス用の自動バックグラウンド補正機能を備えた独自のデジタルマトリックス補正検出器で構成される他、UV、蛍光分析、ISE、炎光測光、pH メータなどの検出器もカバーしています。

こうした幅広い検出器を取り揃えるSkalar社は、今日利用することができる数百のアプリケーションの要件をすべて満たしています。

SAN++®シリーズ連続流れ分析装置 (CFA) 向け検出器の特徴は以下の通りです。

  • コンパクトな設計
  • 気泡のゲーティングを実装可能
  • 堅牢なフローセルへのアクセスが容易、アライメント不要
  • デジタル検出器による安定性、感度、自動スケーリング性能の向上
  • マトリックスとブランクの自動補正
  • 広いリニア測定範囲

FlowAccess

データ収集のための Windows® ソフトウェアパッケージ FlowAccess は、自動起動・停止、ハードウェア機能制御、検出器オートスケーリング、運転前後の試料希釈、分析結果の計算・統計など、分析装置全体を制御します。マルチサンプラー、マルチニードルとともに1~16チャネルを同時に扱えます。分析のため化学品のグループ化が可能。GUIにより極めてユーザーフレンドリーで操作しやすく、ネットワークに簡単に統合できます。

Some features highlights:

標準的なレイアウトで、迅速かつ簡単に完全な試料ワークロードテーブルを作成できます。テーブルの構造やフィールドはウィザードの手順に従ってカスタマイズ可能。試料のドリフト/洗浄、校正標準、CLP間隔の値を定義できます。

Table layout cfa

設定の拡張により、希釈前後の自動調製が可能です。化学パラメータごとに希釈前後の係数をユーザーが定義可能。また希釈後にかかる高度な設定により、希釈した試料を再希釈し、再分析する最大回数をユーザーが定義することができます。

分析実行中、すべての分析ピークを、各チャンネルごとに詳細に、あるいは複数のチャネル(最大16件)を同時に、1つの画面で表示することができます。ピークマーキング、試料 ID、計算結果をリアルタイムで表示。高度なピーク診断が可能です。リアルタイム結果は、ISO 8466 に準拠した 1 次、2 次検量線、またはイオン選択電極を使用する場合は 3 次検量線と逆対数によって計算されます。

Realtime all

CLP/GLP を含む広範な品質管理基準により、分析結果の正確性と精度を保証します。CLP プロトコルでは、QC および CLP の限界値を超えた場合、SAN++®シリーズシステムによる自動アクションが可能。これらの QC および CLP の限界値はユーザー定義が可能で、各パラメータに対して個別に設定する必要があります。

CLP Action

FlowAccess で得られた結果からカスタマイズされたレポートを作成するための強力なレポート作成ツールです。これらのレポートは、データおよびグラフィックに関する様々な設定によりカスタマイズが可能。カスタマイズされたレポートの全ての部分は、表示、印刷の他、ASCII/Exce lファイルまたは画像形式でのエクスポートすることができます。

代表的アプリケーション

SAN++®シリーズの分析装置は、何十年もの間、世界中の多くのルーチンラボで信頼性の高い「働き者」としてさまざまな業界で何百種類ものアプリケーションに使用されています。当社の包括的なアプリケーション・ライブラリには、豊富な文書と標準化にかかる参考資料が用意されています。

Skalarの分析メソッドは、ISO、EPA、ASTM、EBC、AOAC、スタンダードメソッド、Coresta などの規制機関によって承認され、準拠しています。各メソッドは、設備の整った当社のアプリケーションラボで徹底的にテストされており、すべての分析装置には、試薬の作成やフロー図、長年にわたりトラブルなくアプリケーションを実行するために必要な情報など、詳細な説明が付属しています。

ご利用いただける Skalar の分析メソッドはほぼ無限に存在します。中でも最も一般的なものは以下のとおりです。

パラメータ

  • アルファアミラーゼ
  • アンモニア
  • アニオン界面活性剤
  • ベータグルカン
  • 苦味
  • 塩化物
  • 塩素
  • シアン化物
  • ジアスターゼ力
  • 遊離アミノ態窒素
  • 鉄分
  • 硝酸塩
  • 亜硝酸塩
  • 燐酸塩
  • カリウム
  • ケイ酸塩
  • 硫酸塩
  • 亜硫酸塩
  • 二酸化硫黄(全/遊離)
  • 総シアン化物
  • 全窒素
  • 総フェノール
  • 総リン酸塩
  • 総リン
  • 総還元糖
  • 尿素
連続流れ分析

対応する産業

Skalar はこの他の分析にも対応可能であり、上記にすべてを網羅したわけではありません。

当社販売担当部門にお問い合わせください。